これからの幸せを考える上で知っておきたい「喜びの種類」とは?

心理学

「あなたはどんな時に喜びを感じますか?」
という質問もこれまで200名以上の人にしてきました。

 

すると多くの人が
「人に喜ばれた時」
「人が笑顔になった時」
「プロポーズされた時」
「子供が生まれた時」

などなどの答えが返ってきます。

共通することは 自分以外の誰かが関わって「喜び」を人は感じるようです。

 

一方で「嘆(なげ)き」を感じるのは
「人に否定される」
「理解されない」

といった自己否定に陥りそうな人間関係の状態の時に
人は嘆きを感じるようです。

 

私も人を喜ばせることを仕事やプライベートなどでも
することに生きがいを感じる方なので、
様々なことをしてきましたが、

「喜んでもらえる」と思ってしたことが
「喜んでもらえない」と言うことを体験して

人は喜びを感じるところが違うと言うことに気づきました。

そこで出会った本が『精神科医がすすめる これからの生き方図鑑』樺沢紫苑著です。

人が幸せを感じる時の脳内ホルモンで大きく分けると二種類あるそうです。

お金を得られた時の幸福感は「ドーパミン」
試験で満点や合格した時「ドーパミン」
スポーツで優勝した時「ドーパミン」

達成感を感じた時は「ドーパミン」が出るそうです。
しかし、ドーパミン的幸福感は2〜3ヶ月間しか続きません。

恋愛も「ドーパミン」で
結婚して2、3年ぐらいはドーパミンで満足していたのが、
急速に冷めていくので、「愛とつながりのホルモン」
オキシトシン的愛情に切り替わらないと
結婚の満足度は下がりっぱなしです。

 

幸せが長続きするのは
どうしたらいいのでしょうか?

 

いつの間にか人は子供の時に
ご褒美をもらって喜びを感じる「ドーパミン的」な幸せを求める
クレクレ星人的な行動パターンだと

ずっと愛を求めると、維持することができない状態になるので、
「幸せになりたいのに、幸せになれない」
不幸のループの中に生きてしまいます。

 

分離と統合と言われますが、
人と繋がっていない分離不安があると、
「ドーパミン的幸福」を求め続けます。

統合の状態になると
全部繋がってワンネス状態なので、
「オキシトシン的幸福」を感じることができます。

お金に関することも「ドーパミン脳」「報酬脳」と呼ばれる
脳の状態で行動すると、一時的には頑張れますが、
時間が経つと枯渇します。

仕事に「飽きる」のはこの状態です。

参考文献『お金2.0新しい経済のルールと生き方』佐藤航陽著

自分が他者に貢献できて「感謝される」とエンドルフィンと言う幸せホルモンが
分泌されるので、またそれを繰り返し行動しようと言う意欲になります。

 

他者貢献、社会貢献、ボランティアでも
自分が親切できたな〜と感じても
「オキシトシン」が分泌されます。

 

今時代が変わっていくので、
昭和など燃えるエネルギーの「ドーパミン」で走ってきた人が
疲れて走り続けられなくなってきているように感じます。

 

自分がずっと貢献できそうなことを仕事や行動に変えて
生きた方が喜びを感じながら幸福にみんな過ごせるのではないでしょうか?

 

自分はどんな時に喜びを感じますか?
周りの人はどんなことに喜びを感じているでしょうか?

観察してみると面白いですよ!

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