先週はご先祖さまの秘密がわかったお話でしたが、
さらに歴史に詳しい「志喫茶店」の歴史おじさんに
西郷隆盛のお話を聴いてきました。
死んでもなお、語り継がれる人の生き方の共通点とは
何でしょうか？
結論から言うと多くの人に尊敬されたり、
語り継がれる人の共通点とは、
「抽象度が高いこと」です。
もっと簡単に言うと
「FOR YOU」で生きた人です。
抽象度と言うと例えば
何のために行動するのか？と言うことで
自分のため＜家族のため＜町のため＜市のため＜県のため
＜国のため＜世界のため＜地球のため
など右に行くほど抽象度が高いと言うことです。
西郷さんは鹿児島の下級武士でしたが、
統一国家を目指して何々藩という意識でなく、
日本全体を意識して行動していたのです。
そういった考えは革新派と呼ばれ、
保守的な考えの人たちからは叩かれ、
同じ故郷の人間に命じられ
西郷さんは島での牢獄生活を強いられます。
しかし、そこでも西郷さんは
「日本を守りたい」と
普通の感覚では耐えられきれないような
小さな牢で生活していたそうです。
実際に私は沖永良部島でその牢に
以前入らせてもらいました。
西郷さんの姿を見た人は
その美しさに感動し、別な環境に移して
もらうことになったり、
最終的に西郷さんは近代日本を構築する時の
リーダーとして呼び戻されることになったのです。
西郷さんはどんな時にも
世の中全体のこと、未来のことも視野に入れて
生きていた天と繋がって天命を生きていたので
坂本龍馬をはじめ、薩摩以外の人からも尊敬され、
鹿児島市加治屋町の後輩にあたる東郷平八郎の生き方にも
影響を与え、それが世界の東洋のネルソン トーゴーと
呼ばれるようになったのでしょう。
自分が何かを伝えたい
例えば「これいいよ」「おすすめ」というものを
持っていたとしても、
伝わらない と嘆くとしたら
それは 抽象度が どこかで 低いのかもしれませんし、
自分の自我が入っているかもしれません。
利他の精神と呼ばれますが、
より多くの人のためになるモノ、コトというのは
自然と伝播します。
しかし、時間がかかったり、タイミングがあるということです。
伝わるポイントは
「抽象度の高さ」
「タイミング」
「継続性」
「自我を無くす、ゼロ化、空である」
ことです。
私利私欲ではなく
崇高な想いは時空を超えて伝播するのです。
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